CrewwのSTARTUP STUDIO(スタートアップスタジオ)プログラム運営をメインに担当する寺田 麗未が今回ご紹介するスタートアッププロジェクトは、magokoro(まごころ)です。
Crewwおすすめスタートアッププロジェクト「magokoro(まごころ)」の推しポイント
寺田:Crewwが運営するスタートアップスタジオは、本業を続けながら起業・新規事業を創出したい方による、個人を主体としたインキュベーションプログラムです。今ちょうど第3期が始まり、約30チームがサイドプロジェクトとしてゼロイチに挑戦し、半年間の期間でチームアップ、ニーズ検証、MVP検証、実証実験を行い、実践的にゼロイチを学びながら、事業創出に挑戦しています。
その中から本日は伝統工芸品のカスタムオーダーサービス「magokoro(まごころ)」のファウンダー廣瀬 未来さんto the following.
廣瀬さんは幼少の頃から伝統工芸品にすごく興味があり、「職人さんの直面している課題やすばらしさをもっと世に広めたい」という想いが誰よりも強く、各地の伝統工芸品のアンバサダーを務めるなど、現在も幅広く活動されています。
まだ事業検証中ではありますが、今後、スタートアップや事業会社さんとの実証実験など、事業化加速に向けご一緒にお取り組みさせていただけますと嬉しいです。
自分だけの伝統工芸品をカスタマイズできるサービスを
廣瀬:伝統工芸品のカスタムオーダーサービスをつくっております、廣瀬 未来(ひろせ みく)です。
私は幼少期から、着物が大好きな祖母の影響で、着物に囲まれて育ちました。しかし、家のタンスには眠った状態の着物もいっぱいあり、「もったいないな」と思いながら過ごしていました。
23歳のときに着付け教室に通い始め、そこから着物にどんどんのめり込んでいったのですが、若い方が少ないことを寂しく思い、2018年からインスタグラムで着物についての発信をスタートI did.
それをきっかけに京都西陣織の職人さんからご連絡をいただいて、工場見学へ伺ったのですが、そこで職人さんの手仕事のすばらしさに感動し、たくさんの職人さんとお話をするようになりました。しかしその一方で、伝統工芸が抱える課題にも直面するようになりました。
現在の私の主な活動としては、最初に工場見学へ伺った「京都西陣ふくおか」と、京都で綴織の商品を作られている「上七軒あだち」のアンバサダー、それから西陣織を使った、日常になじむ製品を販売している「k-cs(ケークス)」のブランドディレクターを務めています。

廣瀬:."magokoro(まごころ)」はこれから、「伝統工芸品のカスタムオーダーサービス」をつくります。好きな商品を選択して、自分だけの伝統工芸品をカスタマイズできるようなサービスで、後日職人さんから商品が発送されてくるという仕組みです。

廣瀬:流れとしては、magokoroと職人さんで商品開発を行い、それをECサイトで販売します。
第一弾として、「本藍染のルームウェア」を準備中です。江戸時代から続く「天然灰汁発酵建て」という手法で1枚1枚染め上げる本藍染は染料自体がすべて自然素材でできており、肌触りが良く、乾燥や冷えを防ぐ効果There are
生地や縫製にもこだわり、自然素材のみで仕上げます。また本藍染は、色移り・色落ちしにくいというのもポイントです。現在のところ、染めの濃さなどをカスタマイズできるようなオーダーメイドを予定The Company has been working on this project for the past three years.
伝統工芸品の生産額は、ピーク時の5分の1まで縮小しています。職人さんのなかには、有名企業や有名ブランドとのコラボレーションに挑戦している方もいらっしゃいますが、ほとんど利益の出ない仕事をさせられて終わるというケースも多々あり、「若い職人にお給料を払うだけでもいっぱいいっぱいだ」と頭を抱える方をたくさん見てきました。
伝統工芸品の職人さんの手仕事は本当に繊細ですばらしく、その魅力をよりたくさんの人に届けて、実際に使って欲しいと思い、このプロジェクトをスタートさせました。

廣瀬:現在のメンバーは、ファウンダーの私の他、メンバーの青野と近石、その他にサポーターが11名、アドバイザーが3名となっています。そして現在、WEBデザイナーを募集しております。
一人でも多くの方に、素晴らしい手仕事を届け、職人さんを笑顔にできるよう頑張ってまいります。
