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直面する課題をオープンイノベーション=共創によって解決する
Steamsとは?
."新規事業をオープンイノベーション(共創)で行っていきましょう!」
「そのための出会いの場interpoint (interword separation)共創アイデアの磨きこみを行う場です」
「Crewwで支援した550件以上のオープンイノベーション事業をもとにノウハウをクラウドで提供します」
という、新規事業を立ち上げたい企業様向けのサービスです。
ですが昨今、新規事業への投資や人員配置を減らし、新型コロナウイルス対応・それによって打撃を受けた事業のリカバリーに多く時間とお金を割かざるを得ない状況になっています。そんなタイミングの中、「オープンイノベーションによって各社の課題を解決できないか?」という話があがってきました。
オープンイノベーションと同義語で使われることの多い「共創」は、読んで字のごとく「共に(何かを)創る」行為です。
2004年、米ミシガン大学ビジネススクール教授、C.K.プラハラードとベンカト・ラマスワミが、共著『The Future of Competition: Co-Creating Unique Value With Customers(邦訳:価値共創の未来へ-顧客と企業のCo-Creation)』で提起した概念と言われています。企業が、様々なステークホルダーと協働して共に新たな価値を創造するとという概念「Co-Creation」の日本語訳です。
https://bizzine.jp/article/detail/2449
決して「新しい事業を作る」ことに閉じた話ではないんですよね。協働によって新たな価値を創造することが共創なのです。
Withコロナによって、今までの事業の当たり前が通用しない世界になってきました。
・対面やオフラインでしかユーザーに価値を返せなかった事業が、
Withコロナによって価値を提供できなくなってしまった。(店舗やイベントなど)・ユーザーの「おうち時間」が増え、今まで提供していたサービスが不要になってしまった。
(旅行やお出かけのサービス/メディアなど)・コロナによって製品の生産が行えなくなり、楽しみにしているユーザーへ製品を届けられなくなってしまった。
などなど…。
そういった課題、自社だけで工夫しながら解決できればそれが一番だと思うのですが、そういう時こそ「オープンイノベーション=共創」が必要なのではないかと思っています。
オープンイノベーションができること、合わないこと
もちろん、全ての課題に対して「オープンイノベーションによる共創が一番良い解決策です」というわけではありません。例えば、自社のリモートワークなどの働き方に課題があれば、リモートワークをスムーズに行うツールや、新しい管理/監視システムの導入を行えば一定の効果は出ます。
また、自社の稟議で押印が必要なのに押印できないのであれば、クラウドの契約ツールや書類管理サービスを使って課題を解消することもできます。(そう簡単に新しいツール導入できない、という話もあると思いますが…)ですが、そういった「自社に閉じた課題」「既存のツールを入れることで解決できる課題」ではこぼれてしまう課題ってすごく多いんですよね。
そこでCrewwは「コロナで困っている顧客やユーザーを助ける課題解決」をオープンイノベーションによる共創で支援していきたいと考えています。

課題ごとに分類しますと、「自社に閉じた」課題は既存ツール導入で解決したほうがいいと思いますし、「事業をアップデートする」「顧客やユーザーを救う」ような課題はオープンイノベーションによる解決が近道だと思うのです。
「共創による課題解決」とは?
一般的なツール導入や受発注と比較して、共創による課題解決とはどういうことなのかを説明していきます。
オープンイノベーションによる共創は「共に創る」ものなので、2社間の関係は受発注/ツール契約というものではありません。つまり、お金を払って何かをしてもらうのではなく、「お互いの持ってる強みやアセットを融合して一緒に何かする」関係でなりたちます。
自社で「○○に悩んでいる」とあれば、それを解決できる企業を共創パートナーとし、自社の顧客資産や独自データ、製造設備などのリソースを提供して、協働して事業を作っていく。分かりやすく言えば「業務提携」が近いのかもしれません。業務提携をベースに新しく発生した課題を共創で解決していきましょうよと。新たな価値を創造って、そういう事だと思うんですよね。足し算・掛け算によって、今までできなかったことができるようになり、困っている人を助ける。それは決して「新規事業」という名目じゃなくてもいいわけです。
新しい流通経路や製造経路、顧客との新しい接点、新しい提供プランなどを既存の事業に付け加え、アップデートしていくことで、新たな価値を創造できるのだと思います。
Steamsができること
そんな「新たな価値を、オープンイノベーションによる共創で創造していく」ことを誰もが簡単にできるように、Steamsでは新しく「コロナ対策支援特別プラン」を立ち上げました。メールアドレスや個人情報必要なく、サービスの概要資料を丸っと掲載しているので是非ご覧ください。

前述した通り、共創による課題解決には自社の独自資産が必要です。お金での受発注ではなく、お互いの強みを生かした業務提携を生み出すことが目的だからです。逆に「私たちのサービスを使えば、コロナで困っている企業を助けられるのでは?」と感じている企業様はぜひCrewwでアカウントを作成してください。

アカウントを作成していただければ、Steamsでオープンイノベーションのパートナー募集が始まった際にメールで告知をさせていただきます。
もちろん、Steamsでの共創はオンラインで完結します。Withコロナのなかで、自宅から共創を実現してみませんか?
「Afterコロナ」を見据えて
最後に。今回のお話は決して「今をビジネスチャンスとしてとらえましょうよ!」という話ではなく、「困っている顧客を助ける」ための共創であり、「企業間の出会いが、誰かを救う」ためのオープンイノベーションです。
ですが、この新型コロナウイルスの影響によってこの先数年単位で、人々の活動が、企業の活動が、大きく変わってくると思います。それがよく言われる「Afterコロナ」の世界。
コロナを乗り切ることは最優先事項ですが、コロナによって変わった世界で発生する「新しい課題」への取り組みも考えていかなければなりません。「直面している状況は今後の提供価値のあり方を考えさせてくれる機会」だと捉え、一緒に事業をアップデートしていきましょう。
そして、オープンイノベーションによる共創で「共に新たな価値を創造」していきましょう。

Creww株式会社 Steams Team ProductManager
2012年に大手Web広告会社に入社後、Web広告を活用したプロモーション戦略の企画~運用までを担当。新規サービスの立ち上げや事業アライアンスも行い、2015年下期、全社MVP獲得。2016年には、マイナビ出版より『基礎から学ぶWeb広告の成功法則』を単著で出版。現在はCreww株式会社で、BtoB SaaSの新規事業におけるプロダクトマネージャー兼カスタマーサクセスとして幅広く業務に従事。