「LUUP」は、オープンイノベーション※1により新規ビジネスを創出することを目的に、2019年10月に実施した「大東建託アクセラレーター2019」において選考された事業である。新しい生活様式の中で、自転車は密を避けられる移動手段として注目されており、 「LUUP」導入に向けた第1歩となるこの実証実験を通じて、利用状況や需要などの検証を行い、生活者の利便性向上と当社グループが管理する賃貸住宅が交通インフラ拠点の一翼を担うという新たな価値を創造することで、街づくりに貢献していきたい意向だ。
※1 自社の有する経営資源や技術に頼るだけでなく、社外と連携することにより、革新的なビジネスやサービスを共創していく仕組み
電動キックボードの実用化を視野に入れたシェアリングサービス「LUUP」

「LUUP」は、小型電動アシスト自転車のシェアリングサービスである。現在、渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、品川区、新宿区の6エリアの一部で展開しており、将来的には電動キックボードなど、様々な電動マイクロモビリティでのシェアリングサービスを目指している。
当サービスの小型電動アシスト自転車はコンパクトに設計されているため、限られたスペース※2でもポート※3を設置することが可能だ。そのため、サービス提供エリア内で近距離圏内に複数のポートが設置されており、買い物などで街を回遊したりする短距離移動で手軽に利用できることが特徴である。 実証実験は、当社グループが管理する賃貸住宅で、世田谷区内の2棟と目黒区にある1棟の計3棟にポートを設置し行う。
※2 2台分あたり80cm×110cmまたは40cm×210cmを想定
※3 LUUPの自転車を借りたり返したりすることができる場所
実証実験概要
実証期間:2020年10月15日~2020年12月末日
ベールヴァレイ学芸大学(東京都世田谷区下馬6丁目15番14号)
クライミングローズ世田谷(東京都世田谷区上馬1丁目20番7号)
目黒いずみマンション(東京都目黒区下目黒2丁目23番24号)
※設置建物は10月15日時点の状況
利用方法:「LUUP」専用アプリをインストール後、アプリ上または街中のポートにある自転車のQRコードをアプリで読み取りロックを解除して利用。
※現在、iOS11.0以降、iPhone6以降(iPhoneSEを除く)に対応。Androidには対応していない。
利用料金 :初乗りは10分で100円、1分ごとに15円の課金
「大東建託アクセラレーター2019」とは
現在、大東建託グループは、賃貸住宅専業から総合賃貸業を核とした建設・不動産事業に留まらない『生活総合支援企業』を目指している。「大東建託アクセラレーター2019」とは、生活者が快適に暮らすことができる社会の実現を図るほか、安心できる将来の実現など、既存事業の枠にとらわれない顧客満足につながる全く新しいサービスをスタートアップ企業と共創することで、社会全体の課題解決に繋がる新たな価値を創造することを目指し、2019年10月に実施した取り組みである。
株式会社Luup 会社概要

社名 | 株式会社Luup |
設立 | 2018年7月 |
資本金 | 東京都渋谷区東1-8-4 INO SHIBUYA1-2F |
代表者 | 岡井 大輝 |
事業概要 | 電動キックボードなどの新しいモビリティを日本で安全かつ便利に利用するための「新しい機体の実証」と、シェアリングの形での移動体験を検証する「新しいシェアサービスの実証」 |
URL | Webサイト :https://luup.sc/ サービスサイト:https://luup.sc/service/ |
