12.8 C
Japan
日曜日, 12月 3, 2023

サイエンス領域のスタートアップや新規事業に取り組む企業を支援するレンタルラボ、つくば市にオープン! !

研究環境の構築を手掛けるオリエンタル技研工業が、最先端の実験や初期の生産環境を必要とするサイエンス領域のスタートアップや新規事業に取り組む企業が利用できるレンタルラボ「X/Sワークサイト」を2024年4月茨城県つくば市にオープンします!

X/Sワークサイトのコンセプト

ただの場所貸しではない、人、技術、資本をクロスさせ、新たな価値を生み出す場


本施設は、オリエンタル技研工業が研究施設専門のエンジニアリングメーカーとして培ってきた環境構築のノウハウとネットワークを活用することにより、単なる空間を提供するだけでなく、大学、公的機関、スタートアップ、世界的な大手企業といった幅広い主要プレイヤー、技術、資本をクロスさせることで、新たな価値が創造されるコミュニティを構築。大企業などとのマッチング、ブランディング・コミュニケーション戦略、教育機会の提供など、私たちのリソースを利活用していただくことで、事業の成長・社会実装を支援します。

研究施設に特化した建築設計事務所による「イノベーションが生まれる仕掛け」
設計は、国内唯一の研究施設に特化した建築設計事務所として高い専門性と多くの実績を有するプラナス株式会社一級建築士事務所が担当。同社はこれまでに数々のイノベーション施設のプロデュース実績を持ち、それらから得たノウハウをX/S ワークサイトに集約すると共に、イノベーション創出のための新たな『仕掛け』を盛り込みました。
プラナス株式会社一級建築士事務所:https://planus.co.jp/

設立の背景

サイエンスの「場づくり」から「人・カルチャーづくり」まで拡大
オリエンタル技研工業は、研究室で使用される実験台やドラフトチャンバーといった安全装置のメーカーとして1978年に設立。「ラボラトリーエンジニアリングで科学技術の発展に貢献する」をビジョンに、研究環境のあらゆる課題に対して豊富な経験に基づく専門技術力で応え、事業拡大を続けてまいりました。現在は「ひらめきの瞬間をつくる。」をコーポレートパーパス(存在意義)として掲げ、創業当初から変わらない「サイエンス」というフィールドを軸に、デジタルソリューション、さらにはイノベーションカルチャーづくりなど、これまでの領域に囚われないさまざまな事業を展開しています。

伸び悩む生産性、博士課程進学者数の減少、論文数の減少など、日本の科学技術を取り巻く環境は様々な課題を抱えていますが、理想的な研究環境や支援体制が十分に整備されておらず、特にスタートアップを支援する施設が少ないのが実情です。

このようなサイエンスを取り巻く課題を解決し、サイエンスカルチャーを醸成していきたい − X/Sワークサイトはこれまで「場づくり」に長年取り組んできた私たちの新たな挑戦としてスタートします。

これによりオリエンタル技研工業は、「日本の『知』のインフラを耕すサイエンスカルチャーデザイングループ」となるべく、次なるフェーズへ進みます。

スタートアップに寄り添い、社会実装を実現するスーパーシティ「つくば」
国際的にもトップレベルの最先端科学、産業技術、高等教育などの知的資源が集積する研究学園都市であり、スーパーシティ型国家戦略特別区域としてスタートアップへの支援体制強化が期待されるつくば市。私たちが創業以来製造拠点を構えてきたこの町で新たな事業にチャレンジすることにより、社会および経済の持続的な発展に寄与することを目指します。

施設の特徴

建築・設備機器といったハード面、マッチングや資金調達機会の創出、労働安全衛生などのソフト面の双方からサイエンス分野において社会貢献と事業成功を目指すスタートアップを支援します。

実験エリア 完成イメージ

さまざまな研究テーマに対応する自由度の高いラボスペース
研究施設のエンジニアリングに強みを持つ私たちオリエンタル技研工業、そこに国内唯一の研究施設に特化した一級建築士設計事務所として高い専門性と多くの実績を有するプラナス株式会社のチカラが加わることで、「建築」と「設備機器」がシームレスに融合したラボラトリーデザインをワンストップで実現します。

コミュニケーションラウンジ

組織や分野の枠を超えてつながる共有・共創スペース
組織や分野の枠を超えたコミュニケーションの発生を促進する仕掛けを盛り込んだカフェやマグネットスペースを完備。開放的で緑豊かなテラスエリアや個室エリアなど、さまざまな利用方法に寄り添ったシーンを整備すると共に、テラスからの風や自然光などの心地よい環境を五感で感じながら、自分に合ったワークスタイルを楽しむことができる空間を計画しています。

バーベキューテラス 完成イメージ

自然を感じ、多目的に使用できるバーベキューガーデン
施設内にはバーベキューもできるテラスとピザ窯を併設。入居者が食事やリフレッシュに利用できるだけではなく、チームビルディングのためのイベントや、外部の方々にも開かれた空間としてコミュニケーションの場を醸成します。

充実したビジネスサポートと安全で快適な研究環境づくりで研究者を支援
マッチングや資金調達機会の創出、労働安全衛生コンサルティングやマーケティング支援など、既存事業の強みとリソースを活かしたサポートを提供します。さらに、つくば市内の研究施設をはじめとする多くの外部機関との協業によりスタートアップのさらなる成長支援を目指します。

施設概要

所在地   :茨城県つくば市緑ケ原4-19-1(テクノパーク豊里工業団地)
竣工    :2024年4月(予定)
敷地面積  :6,782m²
延床面積  :3,450m²
構造    :鉄骨造
共用設備  :イベントスペース、会議室、カフェテリア、BBQガーデン、展示スペース、他
WEBサイト :https://www.orientalgiken.co.jp/xis_worksite/
アクセス  :
・つくばエクスプレス「つくば駅」下車、タクシーで20分またはA3出口からバスで40分「テクノパーク豊里西」下車、徒歩4分
・つくばエクスプレス「研究学園駅」下車、タクシーで16分または駅北口からバスで25分「テクノパーク豊里西」下車、徒歩4分

オリエンタル技研工業について

オリエンタル技研工業は、研究環境の構築を総合的にプロデュースするエンジニアリング企業です。「ひらめきの瞬間をつくる。」をパーパスとして掲げ、建築的・空間的に魅力の乏しい日本のラボラトリーにおいて研究者の行動に働きかけ、交流や気づきを生みだす建築、空間、設備、イノベーションカルチャーづくりに挑戦しています。研究環境に潜むさまざまな課題に対するソリューションと、研究者の潜在意識に触れるプロダクトやデザインを通じて、日本の技術革新に貢献します。

社名オリエンタル技研工業株式会社
設立1978年10月
所在地東京都千代田区内神田1-2-4
代表者林正剛
URLhttps://www.orientalgiken.co.jp/
Facebook コメント
PORT編集部https://port.creww.me/
PORT by Crewwは、Creww株式会社が運営する、社会課題をテーマに、新規ビジネス創出を目指すスタートアップ、起業家、復業家、 企業をつなぐ挑戦者のためのオープンイノベーションメディアです。
- Advertisment -
- Advertisment -

Featured

【安藤ハザマ × Cube Earth】日米特許技術で世界の都市OSにイノベーションを起こす

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」で、米国と日本で特許を取得している地理情報システムのプラットフォーム「Cube Earth」を活用し、自治体へ「スマート防災システム」を提供しているスタートアップ企業 「Cube Earth」を採択。自治体危機管理のDX化の一環として、防災システムやスマートシティ、ドローン、デジタルツインのシステムなど、次世代の社会インフラ基盤を開発するスタートアップだ。具体的にどのような取り組みを進めているのか。安藤ハザマ 経営戦略本部イノベーション部副部長の堀井浩之氏と、Cube Earth代表取締役会長の阿藻成彦氏、代表取締役社長の武田全史氏に話を伺った。

【三機工業 × スタートアップ】選ばれ続ける会社になる|スタートアップとの共創に挑む新しい歩み

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】2025年に創立100周年を迎える三機工業株式会社は、2050年ビジョンに掲げた「選ばれ続ける」企業になるため、コア事業の強化や三機ブランドの向上に努めると同時に、会社の「信頼」を高める新施策も積極的に推進しています。 そこで、新たな取り組みの1つとして、「SANKI オープンイノベーションプログラム2023」に挑戦。初めてのアクセラレータープログラムに挑むファシリティシステム事業部 佐々木 宏之氏、経営企画室 経営企画部 石綿 央氏、 徳田 直也氏に、それぞれの立場から率直な想いを伺いました。

【安藤ハザマ × エアデジタル × 久喜市】デジタルスポーツで健康寿命の延伸に挑む!

【Creww Growth活用協業事例インタビュー】オープンイノベーションによる新規事業創出を推進している総合建設会社の安藤ハザマは、2022年度のアクセラレータープログラム「安藤ハザマ 新規事業共創プログラム2022」でデジタルスポーツ空間開発やデジタルスポーツフィールドの運営を手掛けるエアデジタル株式会社を採択した。 その後、安藤ハザマ、エアデジタル、埼玉県久喜市の3者で連携協定を締結し、久喜市内のショッピングモール施設「アリオ鷲宮」に出店している国内最大級のデジタルスポーツクラブ「スポーツ60&スマート」で協業を進めている。具体的にどのような取り組みを行なっているのか。 安藤ハザマの本社経営戦略本部イノベーション部担当課長・榊原翼氏と、エアデジタル代表取締役・前田相伯氏、久喜市役所 健康スポーツ部スポーツ振興課所属・金澤剛史氏に話を伺った。

【スタートアップ募集】地域の健康をケア|新規事業で地域に根差した未来のアイセイ薬局へ

【スタートアップ募集】アイセイ薬局は、全国に400店舗を超える調剤薬局を展開しています。まもなく創業40周年を迎える今、次なる事業の柱を求めてアクセラレータープログラムに挑戦!地域の人々に必要とされる薬局を目指し、新規事業創出の可能性を模索します。本インタビューでは、アイセイ薬局がなぜ今スタートアップとのオープンイノベーションに挑むのか、株式会社アイセイ薬局 事業企画部部長の堀浩之氏に話を伺いました。
Facebook コメント
jaJA