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※本記事は、世界中の拠点からテック情報を一つにまとめたテックサイトを配信するTechwarnの日本語ブロガー新井利美さん執筆による記事の転載である。
世界へ踏み込む〜時代に挑戦できるアプリケーション〜
世界に挑戦できる多様多数のアプリケーションが存在する中、今至る分野で活躍しているアプリケーションがオンラインをさらにもっと利便化しています。これからnew businessを始められる方においても、オンラインでの業務が多いと言えます。
仮想プライベートネットワークと呼ばれるトンネリングと暗号化で、オンライン上におけるセキュリティも守られていくVPN、これは市場調査や本来の検索エンジンランキング結果も参照できるアプリケーションです。
VPN(仮想プライベートネットワーク)の特徴は、利用者のデータがカプセル化され、オンラインにおける送受信または他サイト観覧時における安全性を保つことが可能とされます。
挑戦するなら真実の情報と
日本を拠点とするサイトが、他国の検索エンジンで自社のページランキングを調べたいと言った場合において、VPNとは非常に役立つアプリケーションであると言えます。例えば、シークレットモードを介してサイトランキングを把握したい場合においても、VPNの利用時と非利用時では検索結果の真の情報が異なってきます。
例を挙げると、アメリカ市場向けにサイトをお持ちであれば、真の結果情報を入手する際に、VPNで日本で使用してあるサーバーをアメリカのサーバーに移動させることができます。
こうすることで、あなたのIPアドレスはVPNのアメリカに所在するIPアドレスへと引っ越しされますので、アメリカ現地で検索をしているのと同じ条件となり、真の検索結果を知ることができます。
異なる検索結果
スイスからVPNを介して使用した「VPNとは」のキーワードを用いての検索結果は下記のようになり、VPNを介していない下の画像と検索結果が異なります。


上の図と下の図を見比べると、検索結果が異なっているのがすぐわかります。
自社サイトの本来の検索結果を知ることは、 PR業務においても、SEOなどにおいても先の戦略を考慮する際にとても大切なことです。
そして海外より、シークレットモードもVPNも利用しないで日本のサーチエンジンで検索した場合には、さらに異なってきます。

シークレットモードでは広告が表示されない代わりに、シークレットモードを使用しない場合は広告がページ先頭に表示され、その後のページランキングも異なっています。
正規の検索結果を認知するには、IPを検索地へ戻してあげることが大切です。
話は変わって、広告といえばアレ、気になりませんか?
なぜ検索したのを知っているのか?
オンラインショッピングで色々検索した後、さて仕事に戻ろうかとサイトを利用してリサーチをしていると、みたことある商品が画面に出てきたりする場合があります。これこそまさに、蓄積された情報がページに反映されているということなのです。
お昼休みにのぞいていたネットショップのあの商品が、どのページに行っても登場してくるという経験をされた方多いと思われます。
これは、ユーザーに関する履歴やデータが知らないうちに同期されてしまっていることがいえます。
各サイトに付属されてあるプライバシーポリシーにこれらが記載されていることもありますが、知らない間に覗かれてセールスされている気分になった方も多いのでは?
この煩わしさの回避においてもVPNは活躍します。なぜならあなたのIPアドレスはVPNのどこかの国のIPとなっているからです。ネットショップや大切な業務においてをオンライン検索する際に、VPNを利用することで個人情報的な要素が、知らない間に蓄積されることがなくなります。
逆説すると、海外ネットショップで買い物をする時などVPNを介して行うことで、実際の現地価格で表示されたり為替の問題で商品が安く購入できたりなどもできるのです。
飛行機はもういらない?
一昔前であれば、商品買い付けは飛行機に飛び乗り3泊5日の強行出張で、ヨーロッパやアメリカへバイヤーが買い付けに行っていましたが、オンラインホールセーリングという形式のサイトを立ち上げている卸製造業者も少なくありません。
仕入れをオンラインで賄うのであれば、ここでもまたVPNは活躍します。「現地の情報を現地価格で」が、可能になるのがVPNなのです。
VPNを介してオンライン仕入れする際に、さらに有効的とされているのが、為替です。
卸し業務をオンラインで賄っている業者は、商品単価を一定化して設定してありますが、円高の現地価格で購入した場合には、さらに仕入れ値が下がります。
ECサイトを運営した最初の頃は、在庫の管理のみでなく、在庫価格を計算するのも胸がはちきれそうになるはずです。
できるだけ、簡潔に安価に仕入れ業務を行いたい運営者にとって、VPNは新しい強い味方と言えます。
そして、今、盛んなリモートワーク においても、VPNは推奨されているアプリケーションであるのは、何よりも安全面において信頼されているからです。
テレワークとセキュリティ
職場の端末をリモート操作して行うことが多いリモートワーク 。その方式は様々で、リモートデスクトップ型、仮想端末型、クラウドアプリ型、もしくは会社のPCそのものを自宅へ持ち帰ると言った形式が多いのではないでしょうか?
この中でもセキュリティ強化に最適であるのは、クラウドサービスとVPNの併用で、他のシステム導入にかかるコストを下げたり、機密保持にかかる動力がグンと軽減されていきます。
時間の制約上、会社のPCをそのまま自宅へ持ち帰るのであれば、ファイルサーバーや業務システムにネット回線からVPNを経由して社内LANに接続する方法もあります。
これは、会社にVPNを設置し、クライアントPCにVPNをインストールすることで可能となります。
小規模の企業であれば、VPNサーバー機能付きルータを導入し、VPN構築を行うのも一つの手段と言えます。
