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合弁会社設立の背景
クラウドファンディングは、顧客の共感をベースに共創するファンマーケティングや、新製品/新サービスの事業コンセプトや顧客の受容性を検証するテストマーケティング、または新たな資金調達の手法やキャッシュフローの改善など、これまでにないマーケティングやファイナンスの形を実現する場として多くの企業に活用されている。
2020年における国内の購入型クラウドファンディング市場は500億円(前年比約300%)※を突破するなど、右肩上がりの成長を続けている。近年では、既存のクラウドファンディングサイトへのプロジェクト掲載に加えて、自社でクラウドファンディングサイトを構築・運営し、中長期的に既存事業とのシナジー創出を企図したり、新たな事業として参入・展開を検討する企業も急増しており、市場の拡大と共に企業活動におけるクラウドファンディングの活用方法は一層多様化している。
※2021年7月9日 一般社団法人日本クラウドファンディング協会 クラウドファンディング市場調査報告書より
これまでの両社の取り組み
Relicホールディングスはこれまで、グループの中核事業会社であり、日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する「事業共創カンパニー」である株式会社Relic(以下、Relic)において、多様化する企業のニーズに応えるべく、初期費用無料で保守・運用費用などのコストを抑えながらスピーディにサイトを立ち上げることができるSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」を2018年から提供している。
「ENjiNE」を利用することで、企業や事業者は独自の会員基盤を持ち、自らクラウドファンディングサイトの運営を行うことが可能となる。また、導入サイト/メディア間でプロジェクトを同時掲載して相互集客ができるネットワーク機能を保有しており、これまで、大手メディア、小売、メーカー、エンタメ企業など様々な業種、業界で200以上のクラウドファンディングサイトの立ち上げを支援してきた。

一方CAMPFIREは、「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」を掲げ、個人や企業、またプロジェクトのジャンルや規模に限らず、あらゆる事業フェーズにおけるクラウドファンディング活用をサポートしてきた。サポートしたプロジェクト数は59,000件、累計支援者数は650万人、支援総額は530億円にのぼる。

合弁会社設立の目的/取り組み
今回新たに設立する合弁会社は、RelicがENjiNEの提供を通じてこれまで培ってきた企業向けのクラウドファンディングサイト運営における知見・サービスと、CAMPFIREが持つクラウドファンディングのプロジェクトオーナーや支援者に関する知見・アセットを組み合わせてENjiNEをさらに進化させ、これまで以上に企業がクラウドファンディング事業に挑戦・事業展開しやすい世界を実現させるものである。

今後は、ENjiNE導入企業のクラウドファンディングサイトに対してCAMPFIREの保有するマーケティングノウハウの提供や、CAMPFIRE会員に向けたアプローチをサポート。また、ENjiNEネットワークとCAMPFIRE間の同時掲載による相互送客やログイン連携など、両サービスがシームレスに連携することにより、プロジェクトや支援者がサービスの垣根を越えて集まるプラットフォームを構築していく。
両社代表のコメント
株式会社Relicホールディングス 代表取締役CEO 北嶋 貴朗氏
この度、国内No.1クラウドファンディングを提供し、業界を創り上げてきたリーディングカンパニーでもあるCAMPFIREと、我々が提供する国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」が連携し、新たに合弁会社「CAMPFIRE ENjiNE」を立ち上げることになりました。
両社がこれまでに積み上げ、創り上げてきた強みを生かしたこれまでにない圧倒的な価値を生む唯一無二のプラットフォームの実現を確信するとともに、このような大義ある挑戦を共にできることを大変光栄に思います。
志を同じくするCAMPFIREの皆様と共に、今後もRelicホールディングス及びRelicのビジョン・ミッションの実現に向けて精進してまいります。
株式会社CAMPFIRE 代表取締役社長CEO 家入 一真氏
この度、Relicホールディングスの提供する国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」と、私たちが提供する国内No.1クラウドファンディング「CAMPFIRE」が手を取り合い、合弁会社「CAMPFIRE ENjiNE」を立ち上げる事となりました。
「⽇本発の新規事業やイノベーションを共創するプラットフォームとなり、日本経済と地域を活性化する」をミッションに掲げ、多くの事業者から支持されているRelicホールディングスの皆さまと共に、こうして新しいチャレンジが出来ることを心より嬉しく思います。
これからもCAMPFIREグループとして「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」のミッションを実現するためにも、CAMPFIRE ENjiNEで新たな価値を提供できるよう、今後も取り組んでまいります。
新たに設立する合弁会社について

name of company | 株式会社CAMPFIRE ENjiNE |
Establishment | 2022年1月4日 |
Location | Yebisu Garden Place Tower 8F, 4-20-3 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo |
representative | 大丸 徹也 |
Business Overview | SaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」の販売/導入/運営サポート |
uniform resouce locator | https://relic-holdings.co.jp/group/campfire-enjine/ |
CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNEの特徴
①国内シェアNo,1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム
②初期費用・月額固定費が無料でスピーディーに立ち上げ、コスト/リスクを抑えた事業展開が可能
③導入サイト/メディア間で相互集客やプロジェクト/商品の同時掲載が可能(コストをかけずに集客力とプロジェクト/商品数を確保し、収益を拡大)
④大手新聞社や金融機関、上場企業/Pマーク取得企業等の基準をクリアした業界最高水準の堅牢なセキュリティを誇るシステムと体制を提供
⑤経験豊富なスタッフによる、サイト運営やプロジェクトの企画・集客のコンサルティング、成功事例を元にしたノウハウ提供
▼CROWDFUNDING NETWORK Powered by ENjiNE
https://relic.co.jp/services/enjine/
About Relic Corporation
Relicは、「インキュベーションの民主化」の実現を目指して日本企業の新規事業開発やイノベーション創出を支援する「事業共創カンパニー」である。2,000社以上が利用する国内シェアNo.1のSaaS型イノベーションマネジメント・プラットフォーム「Throttle」や、国内シェアNo.1のSaaS型クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」、顧客のロイヤリティを向上し、事業のグロースをマネジメントする次世代型マーケティングオートメーション/CRM「Booster」等の「インキュベーションテック事業」に加え、新規事業開発における事業プロデュースやコンサルティング、オープンイノベーション支援、新規事業創出プログラムや社内ベンチャー制度の企画・設計・運営や、事業開発に特化した共創型エンジニアリングサービス「Digital Innovation Studio」、ベンチャー・スタートアップ投資など総合的なソリューションを提供しており、大企業~中小・ベンチャー企業まで業界トップである3,000社以上の支援実績がある。
name of company | Relic Corporation |
Establishment | August 2015 |
Location | Yebisu Garden Place Tower 8F, 4-20-3 Ebisu, Shibuya-ku, Tokyo 150-6008, Japan |
representative | Takao Kitajima |
uniform resouce locator | Corporate Site https://relic.co.jp Businesshttps://relic.co.jp/services/ |
