12.8 c
Japan
Friday, December 8, 2023

What is CrewwGrowth, the No.1 open innovation support service for holding programs?

スタートアップが事業会社の経営資源を活用して事業加速でき、事業会社がスタートアップの先進的なアイデアやテクノロジーを借りることでイノベーションを生み出す仕組みとして、「オープンイノベーション支援サービス」を提供しているCrewwの執行役員 中島克也氏に、事業責任者から見たサービスの魅力と特徴を伺いました。

オープンイノベーション活動を誰もが自走できるように

ーサービスの特徴を教えてください。

オープンイノベーションプログラム開催実績No1の「ナンバーワン」と言われる通り、過去多くの企業のopen innovationを支援してきました。そこで培ったCrewwのノウハウを2つの軸でサービスに落とし込んでいる点が特徴です。

1つは企業とstartupという生態系の全く違う2社間がjoint creationを行う際に抑えるべき観点、つまずきやすい観点に対してどういうアクションを起こせば共創が円滑に進むのか、といったポイントをシステムの中で網羅しており、経験値が乏しい企業でも成功確度を高められるサービス設計になっている点です。

2つ目は、システム内だけではカバーできないポイントもカスタマーサクセス(CS)によるフォローを通じて、「経験値に左右されずより成功確度の高いスタートアップ共創を行うため」のノウハウを担保している点があります。

つまり過去9年間で蓄積されたCrewwのノウハウを1つ目のプロダクトにおける機能面、2つ目のCSによる人力でのフォーロー面の両軸で提供しているサービスIt is.

この仕組みを使って継続的にオープンイノベーションを行うことによって、組織としての再現性のある外部共創ノウハウを自社の中に担保することができるようになります。社内にノウハウを蓄積することで、オープンイノベーション活動を事業会社様は自走できるように成長できることも特徴だと思います。
Crewwとして日本のイノベーションエコシステムの加速のためにもやりたいことだったんです。

オープンイノベーション活動を利用企業さんが自走できるようにするためのサービスと言う点が特徴だと思います。

大手企業、中小企業、ベンチャー、大学など不特定多数のプレイヤーとの共創模索が目的で、かつ、そこで出会ったアイデアの種を自社内で具体化まで進められるノウハウを既に持っている企業様であれば、手軽な価格で有効に活用可能なビジネスマッチング系のツールや手法は相応にあるかと思います。

一方で私たちが提供しているCrewwGrowthはスタートアップに特化したプラットフォームになっており、「テクノロジービジネスに強いスタートアップとデジタル文脈での事業開発をしたい」、かつ、「中長期的に自社にノウハウを、貯めていきたい」と言う企業様であればピンポイントでお役に立てるツールになっています。

責任者イチオシ「CrewwGrowth」のここがすごい!

ー色々なオープンイノベーションを支援するサービスが市場にある中、事業責任者の中島さんが「ここすごい」というポイントを教えてください。

Nakajima:自分達がこだわっていて、開催企業の皆様からも評価頂いている箇所という意味では、サービスコンセプト自体がかなり尖っている事でしょうか。

具体的には「我々が継続的に支援するという位置付けではなく、利用企業様が自走してオープンイノベーションを実施できる様になること」に重きを置いたサービスを提供しています。

前述したサービスの特徴とも関連しますが、どうしても俗人化・ブラックボックス化しやすい自社の事業開発テーマにおいて、「勘に頼らないオープンイノベーション活動ができる状態をいかに作るか」にフォーカスしたサービス設計になっている点は、Creww Growthならではのウリではないかと思います。

過去積み上げてきた多くの実績があるからこそではありますが、ありがたい事に企業様の本気度の高さを含めて、多くのスタートアップ企業から支持を頂けているプラットフォームとなっている点です。

これはサービスを導入頂く企業様にもオンボーディング(※)フェーズでのカスタマーサクセスチームのフォローを通じて、スタートアップレディーの状態を作っている事。また、スタートアップ支援をする弊社もスタートアップという独特の立ち位置など、双方にとってウィンウィンになれる状況を作る事にこだわっている運営スタンスによる所が大きいのではないかと思います。

※オンボーディングとは:on-boardingとは、「船や飛行機などに乗って」という意味の「on-board」から派生した言葉です。船や飛行機などに新しく乗り込んできた同乗者が、早期に活躍できるように必要なサポートを提供することを指します。近年、教育・育成プログラムの1つとして提供する早期戦力化の意味合いで使われています。Crewwでは、プログラム開始時に事業化の確率を上げるため、サービス導入企業様に「オンボードミーティング」を実施しています。

勘に頼らないオープンイノベーション活動を

ー勘に頼らないオープンイノベーション活動を大切にしていきたいと言う想いの表れとして、直近でも「ドキュメント機能」と言う新たな機能の提供を始めたと聞きましたが、具体的に勘に頼らないオープンイノベーション活動とはどんなものなのでしょうか?

Nakajima:先ほどお伝えしたとおり、極力属人化やブラックボックス化せず、組織としての事業開発ノウハウの蓄積ができている状態のことです。
そもそもなんでこの機能を作ったのかというと、オープンイノベーションを行っている今までご一緒したどの企業様からも真っ先に出てくる自社の悩みが、実はこの話に繋がっていってます。Crewwには約250社と言う圧倒的な数のaccelerator programを支援してきたわけですが、その中で「事業開発分野における御社の一番の悩みは何ですか」っていう質問した時に真っ先に出てくるのが、「このテーマ(オープンイノベーション活動)は組織や社内で全くノウハウがたまらないんだよね」と言う悩みなんです。

どうしてもこの種の事業開発などの活動はいろんなプロジェクトや案件が人に紐付いて走っていきがちなので、それこそ進捗状況の把握ひとつとっても、未だにexcelで管理してますとか、あとは社内で人事異動が起きるたびにせっかく貯めた過去のノウハウが、都度ゼロリセットされてしまう、と言うようなことが、往々にして起こりがちだというお話は、よく伺っていました。

本来事業開発というテーマは継続性とか連続性を前提に、過去の改善点を紐解き次の活動にしっかりと繋げていくサイクルまでを作る事で、初めて中長期の成果に繋げられるような活動だと思うんです。

にもかかわらず組織としてもナレッジをしっかり作れている事業会社って過去我々がご一緒したに230社以上の企業様の中でも、実はほとんどいらっしゃらないっていう実情がありました。

なので、逆に言うと過去の取り組みというものをシステムの中で蓄積をして行って、常に可視化したうえで分析ができる状態。例えば自社がうまくいく傾向だったりとか逆に言うと自社がつまづく時の傾向があると思うんですが、そういったものをしっかりと可視化して次の活動に生かすことができればさっき言ったような勘に頼らない再現性のある事業開発ができるのではないか、と言うことで作ったと言うのが背景です。

結局オープンイノベーション活動を行ったはいいけど一過性のイベントで終わってしまって点ではなく線の活動として精度を上げていけるようなオープンイノベーションの活動につなげられてないと言う話はよく聞きますね。
一回だけアクセラレータープログラムを行ってその後、何もオープンイノベーションがうまく行かず先入観を持ってしまっているというケースはありますね。

つまり、「自社のその時々に合ったオープンイノベーションの活動がちゃんとできてない」と言うのが多い悩みなんです。よく営業場面などで「売り上げいくらぐらいの事業が過去に生まれたんですか」と聞かれるんですが、基本的にどの企業さんも1回目の取り組みで目に見える分かりやすい成果みたいなものは指標としては置いていないケースが多いです。

例えば、野球で言うと、まずは一回目って打席に立ってみてバットを振ってみるっていうところから始めますよね。その結果たまたま一本ヒット打ってましたと言うことはありえるかもしれませんが、そもそも1回の活動でホームランが打てるなんてまああったらすごいけど、まずないですよね。
なので、まず一回打席に立ってバットの打ち方を覚えた上で2回目に今度はヒットを量産するみたいな体制を作っていって、3回目にホームランを打てるような活動にして行くような、本来は多分そういう段階みたいなものが必要な活動だと思うんです。

それがちゃんと自社の今のフェーズを踏まえて活動設計ができていないみたいなケースは割と多いのかなと思っています。
ただそれを持って、1回目の打席からホームラン打てなかったから「オープンイノベーションの新規事業創出はうまくいかないよね」と思い込んでしまうケースが結構ネガティブなパターンとしては見られるのではないでしょうか。

なので、今回話に出た「ドキュメント機能」にせよ、自社が今のフェーズにあった成果をしっかりと紐解き設計をした上で、継続的なイノベーション創出を行なっていく事をサポートする機能It is.
さらに、オンボーディングでも自社にあった今回のプログラムにおけるゴールっていう話と会社として目指すゴールを一旦仮置きで作って進めています。

伴走型のオープンイノベーションプラットフォーム

long vowel mark (usually only used in katakana)Crewwはクラウド型のプラットフォームとしてサービスを提供し、オープンイノベーションを支援していますがただのシステムではなくて今までの開催実績からくるノウハウが詰まっていることで、Crewwの強みでもある伴走力が詰まっているプラットフォームになってると思いますが、伴走するプラットフォームというのは実際どういう物なのでしょうか?

Nakajima:伴走という表現を聞くとどうしてもコンサルティングの様な物をイメージされると思うので、「伴走型のプラットフォームってなに??」と思われるかもしれません…笑
前提として、我々はスタートアップに特化した潤沢なプラットフォームを持っています。
それに加えて前述した通り、過去培ったCrewwのノウハウを単純に人力で提供しますという話ではなく、プロダクトとCSの両軸で担保しながら利用企業様が精度の高い事業開発活動を自社単独で実施できる状態をゴールにしたサービス提供The company is conducting the following activities.
これをもって「伴走力」と表現しています。

ーCrewwのサービスが事業化に強いと言うのが特徴だと思うんですが、何故なのでしょうか?

スタートアップと事業会社という異なる2者間が出会った後にどんな項目をどんな観点でどうコミュニケーションをとっていくことでより確度の高い事業案に昇華できるのかっていうところをちゃんとサポートの中で担保してるからだと思います。
加えて、これは抽象的な表現になりますが過去最大のプログラム開催実績があって多くの事業化実績もあることでスターアップからの熱量も高く、コミット度合いが高いスタートアップがエントリーしてくれる。
この二つが結構大きいと思います。
要はいいパートナーと出会った後の組み立て方の道筋があるかないかみたいなことです。

企業のフェーズに応じて継続的なイノベーションを支える3つのプラン

投資額を抑えながらスタートアップコミュニティを活用し継続的なデジタル文脈での共創パートナー探索をしたい企業向けの「ベーシックプラン」、点ではなく線の取り組みとして再現性のあるノウハウ構築によりフォーカスをしたい企業向けの「プログラム+(プラス)」、カスタマイズ要素を含め1度の取り組みでより精度の高いアウトプットを目指したい企業様向けの「フルサポートプラン」という形で、過去の経験を基に検討企業様が主な検討軸としてフォーカスをされる点を網羅したプランをご提供しています。

ーCrewwのオープンイノベーション支援サービスのあゆみ

オープンイノベーションはかつて「Crewwコラボ」と言う伴走型のサービスだったのが、現在のクラウド型になった背景を改めて教えてもらえますか?

結論としてはそもそも僕らが最上段に掲げているのは「大挑戦時代をつくる。」ということでして、やりたいのはオープンイノベーションのコンサルではないんです。過去、150~160社ぐらいの直営型のハンズオンプログラムを運営していた際はオープンイノベーションという活動がちょうど当時ブームだったんですが、それ見てる時に僕が結構思ってたのが、やっぱり能動的にこういう外部共創ができる人達って豊富な資金や人的リソースを持っている一部上場企業でしかこういう取り組みって費用的にもやれない状況になってしまっているなという課題感がすごいあったんです。

本来こういった共創を通じた成長機会の創出を求めてる人は本当はもっといっぱいいるはずで、例えば事業規模の話で言うと大手企業だけはなくて中堅中小企業とかもそうですし、都内だけではなく地方にもニーズがあると思ったんですよ。

そういった意味で、本来はもっと成長機会を享受できる世界観を我々の会社として掲げているビジョンを踏まえると作るべきで、それが作れるのは過去(当時)150~160回のオープンイノベーション支援を行ってきて、一定のノウハウを持ってる我々Crewwだけだよね、という発想から僕らが過去培ったノウハウをクラウドに落とし込み費用をグッと下げることで、今までこういうオープンイノベーションの取り組みを能動的にやりたくても出来なかった企業にも成長機会を享受できるような世界観を作りたいというところから、CrewwGrowthと言うサービスに今シフトしてます。

Facebook Comments
PORT Editorial Officehttps://port.creww.me/
PORT by Creww is an open innovation media for startups, entrepreneurs, entrepreneurs in recovery, and companies seeking to create new businesses on the theme of social issues, operated by Creww Co.

Featured

Ando Hazama x Cube Earth] Innovating the world's urban OS with patented technology from Japan and the U.S.

Creww Growth Case Study Interview】Ando Hazama has selected Cube Earth, a startup company offering a "smart disaster prevention system" to local governments through the "Ando Hazama New Business Co-Creation Program 2022," an accelerator program for fiscal year 2022, utilizing Cube Earth, a geographic information system platform patented in the United States and Japan. Cube Earth, a startup company that provides municipalities with a "smart disaster prevention system" using the geographic information system platform "Cube Earth" patented in the U.S. and Japan, was selected for the Ando Hazama New Business Co-Creation Program 2022. The startup is developing next-generation social infrastructure infrastructure such as disaster prevention systems, smart cities, drones, and digital twin systems as part of the DX approach to municipal crisis management. What specific initiatives are they pursuing? We interviewed Hiroyuki Horii, Deputy General Manager of the Innovation Department, Corporate Strategy Division, Ando Hazama, Shigehiko Amo, Chairman of Cube Earth, and Zenshi Takeda, President and Representative Director.

Sanki Kogyo × Startups] Become a company that continues to be chosen|New Steps in Co-Creation with Startups

Sanki Kogyo Corporation, which will celebrate its 100th anniversary in 2025, has set its sights on becoming a company that will "continue to be chosen" in accordance with its vision for 2050, and is working to strengthen its core businesses and enhance the Sanki brand. One of our new initiatives is to strengthen our core business and improve the Sankiki brand. Therefore, as one of the new initiatives, we are challenging the "SANKI Open Innovation Program 2023". We interviewed Mr. Hiroyuki Sasaki, Facility Systems Business Department, Mr. Tadashi Ishiwata, Corporate Planning Department, Corporate Planning Office, and Mr. Naoya Tokuda, Corporate Planning Department, who are challenging the accelerator program for the first time, about their frank thoughts from their respective standpoints.

Ando Hazama × Air Digital × Kuki City] Tackling the challenge of extending healthy life expectancy through digital sports!

Ando Hazama, a general construction company that promotes the creation of new businesses through open innovation, has selected Air Digital Inc. Air Digital, Inc., a company involved in the development of digital sports space and the operation of digital sports fields, was selected for the program. Subsequently, Ando Hazama, Air Digital, and Kuki City, Saitama Prefecture, signed a collaboration agreement and are now working together on "Sports 60 & Smart," one of the largest digital sports clubs in Japan, which is located in the "Ario Washinomiya" shopping mall facility in Kuki City. What specific initiatives are being undertaken? We interviewed Tsubasa Sakakibara, Manager of the Innovation Department of Ando Hazama's Corporate Strategy Division, Sobaku Maeda, Representative Director of Air Digital, and Takeshi Kanazawa, a member of the Sports Promotion Section of the Health and Sports Department of the Kuki City Office.

Startup Recruitment] Caring for Community Health|Future Aisei Pharmacy with Roots in the Community through New Business

Aisei Pharmacy has more than 400 dispensing pharmacies nationwide. As the company will soon celebrate its 40th anniversary, we are challenging the accelerator program in search of the next pillar of our business! Aiming to become a pharmacy that is needed by local residents, the company will explore the possibility of creating new businesses. In this interview, we spoke with Hiroyuki Hori, General Manager of the Business Planning Department of Aisei Pharmacy Inc. about why Aisei Pharmacy is now taking on the challenge of open innovation with startups.
Facebook Comments
en_USEN