日本社会における少子高齢化にともなう人口減少の問題は、建設業界にも大きなインパクトを与えている。需要の減少による市場の縮小、働き手の急減、これらの課題を解決していくためには、単に建物を作るだけではなく、テクノロジーやサービスを活用することで、暮らしの効率性や環境保全性などの点で価値の高い街づくりや、省人化・省力化による生産性向上を検討していく必要があると考える。『FUJITA Open Innovation』はこれらの課題を解決していくために、総合建設業として創業100年以上の歴史を持つ株式会社フジタと日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームeiiconがスタートする、パートナーとの共創よって新たな価値創造を目指す取り組みだ。
『FUJITA Open Innovation』概要
『FUJITA Open Innovation』は、「自然、社会、街、そして建設のみらいを共に拓く」をコンセプトにしたプロジェクトで新たな価値創造を目指すパートナーの募集を開始する。フジタが保有するリソースを活用し、パートナー企業とのオープンイノベーションにより事業アイデアや新しい技術を生み出し、実証実験などを通じて事業展開を検討していく。
<求めている企業>
・自然・社会・街・建設の新たなみらいを創るアイデア・技術・製品を持つ企業
・街づくり・シェアリング・スマートシティ/IoT・xR・ロボット・センシング/エネルギー・資源などの領域で強みを持つ企業
<本プロジェクト募集サイト>
https://eiicon.net/about/fujita-oi2019/
【募集テーマ】
1)すべてがリンクする未来の都市開発
IoTによるコネクテッドな都市機能を実現。モビリティ・暮らし・医療・環境等あらゆる領域のデータを横断的に連携した、全ての人にとって革新的で豊かな街づくり
・エコロジー:エネルギーの地産地消や利用の最適化、廃棄物回収の効率化等において、環境にやさしい街づくり
・シェアリング:空き家スペースの有効活用や、買い物難民を救うシェアリングサービス など
2)生産性・安全性に優れた建設業を実現する
ロボットやAIの活用や新たなデバイス開発等により、生産性・安全性を高めた革新的な建設業の創造
・省力化・省人化:ロボット等の無人施工技術等により、建設現場の省力化・省人化
・安全性向上:画像認識技術やセンシングにより、危険予測・回避し、現場の安全性向上 など
3)技術とアイデアの実装により、持続可能な社会を創る
テクノロジーとビジネスアイデアでSDGsの実現に繋がる社会課題に立ち向かい、グローバルに持続可能な社会の創造
・クリーンエネルギー:手ごろで信頼できる、高効率で低環境負荷なエネルギーや再生可能エネルギーの供給を実現
・循環型社会:廃プラスチック等の産業廃棄物や食品廃棄物のリサイクルにより、循環型社会の実現 など
【提供リソース】
1)建設現場におけるビジネス実装力
・国内外の建設現場(年間平均約300カ所)
・建設技術のノウハウ
・土地開発の経験・ノウハウ(街づくりノウハウ:市街地再開発事業、土地区画整理事業、不動産投資事業等でのPoC等の提案)
2)研究開発
・技術センター(共同研究・共同開発)
・保有特許(519件、2018年度末)
3)国内外ネットワーク
・国内外の拠点(国内18ヵ所、海外16カ所)
※中国・メキシコにおいては日系ゼネコントップクラスのシェア保有
・大和ハウスグループのネットワーク
・多様な業種の顧客チャネル(自動車産業、物流、医療・医薬等)
4)その他
・資金援助
・出資検討
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