Society 5.0 とニューノーマル
本オンラインイベントは単独のプラットフォーム上で開催され、今年のCEATECのテーマである「Society 5.0 とニューノーマル」に沿って、優れたSociety 5.0に対応するスイスソリューションをご紹介いたします。
日本で提唱されている未来社会のコンセプト「Society 5.0」とは、ICT、IoT、ロボット工学、AI、ビッグデータなどの革新的なテクノロジーを活用してさまざまな社会的課題を解決し、人間中心の超スマート社会の実現構想です。
コロナ禍によりSociety 5.0への変革が加速し、ニューノーマルの基準が定められつつありますが、同時に技術の進歩がいまだ不十分であることも明らかになっております。そのため、豊かで快適で活力のあるライフスタイルを人々に保証するためには、最先端のテクノロジーやソリューションをさらに発展させていくことが不可欠です。 この点を踏まえて、本イベントでは以下の3つのテーマに基づいた最先端のSociety 5.0スイスソリューションを、スイスのテクノロジー企業11社によるピッチをメインにご紹介いたします。
1.Smart Cities
日本の都市がスマートシティへ変貌するためには、様々な領域横断的なソリューションが必要です。
スイスのテクノロジー企業は、最先端技術に基づく包括的なソリューションを提供することにより、人々の日常生活に新たなレベルの利便性と安全性をもたらします。
2.Smart Health
日本社会は世界中のどこよりも急速に高齢化が進んでおり、人口減少が医療関係者の労働力不足を招いています。
スイスのMedTech企業は、高齢化社会に合わせてカスタマイズされたスマートヘルスソリューションを提供します。
3.Humans & Machines
日本の変わりゆく社会において、ロボットやコンピューターはますます重要な役割を果たすようになっています。
スイスのテクノロジー企業は、人間と機械の交流を最適化し、社会のすべての方々が未来経済のデジタルセンセーションの恩恵を得ることができるようにします。
本オンラインイベントは、スイス・グローバル・エンタープライズならびにInnosuisse、digitalswitzerland、スイスネックス・ネットワークといったパートナー機関の支援と協力の下でプレゼンス・スイスが主催するキャンペーン、#SwissTechの一環として開催されます。本キャンペーンの目的は、スイスが世界の投資家や外国企業にとって多くをもたらすことのできる先進的なハイテク国家だと知ってもらうことにあります。
▼こんな方におすすめです!
・海外のテクノロジー企業に興味をお持ちの方
・海外のテクノロジー企業との協業、オープンイノベーションに関心のある方
・海外のテクノロジー企業への投資を検討したい方
・海外のテクノロジー企業のプロダクトの取り扱いを検討し、情報収集されている方
Outline of the event
Date: Thursday, October 22, 2020, 16:00-17:30
Admission: Free (Pre-registration required)
Capacity: 500 people
Venue: Online (Zoom webinar)
Language: English/Japanese (selectable, simultaneous interpretation)
Organized by: Embassy of Switzerland in Japan
Operated by: E Door Co.
Supported by: Creww, Inc.
Schedule
16:00-16:05 Opening Remarks
16:05-17:25 Pitches by 11 Swiss technology companies
17:25-17:30 Closing remarks
スイスのテクノロジー企業11社 ピッチ登壇者
1.Smart Cities
Securaxis
Securaxisのソリューションは、都市の音を測定・活用することにより、コストを削減しながら運用改善を目指す都市の取り組みを支援し、プライバシーやサステナビリティに関する住民の不安を解消します。音響効果と最新の人工知能やデータサイエンスを組み合わせて、スマートシティに足りない聴覚の要素を補います。Securaxisの音声アナリティクスは、スマートシティでの活用に狙いを定めています。直接的な応用としては、通行量に応じたスマートライティング、交通モニタリングおよびアナリティクス、安全とセキュリティ、野生生物観測などがあります。
meteoblue
都市気候システム開発の第一歩は、都市の中に気象センサーのネットワーク(気温、相対湿度、降水量など)を設置することです。meteoblueは都市とその周辺地域でセンサー設置に最適な場所を査定するツールをいくつか開発しました。センサーが設置されると、API、ウェブ、FTP、モバイルアプリなどを通じてリアルタイムで気象データを取得することができます。気象データの品質は管理されており、例えば放射線測定エラーなどについて補正されます。都市の気候変動緩和策を管理するための信頼できる情報を提供するには、このセンサーネットワークがカギとなります。
YASAI
YASAIはスマートシティのための循環経済型垂直農法をサービスとして提供しています。私たちは人と植物と地球の健康やウェルビーイングのために、ローカルで循環型の食品システムを作り出すことを目指しています。
GLOBAL ID
GLOBAL IDではプライバシーを保証しつつ、複製不可能な3D指静脈生体認証に基づく生体認証システムを開発しました。暗号技術と生体認証の分野における主要なスイスの研究所と世界的に有名な研究所の3者が協力した結果、この革新的な開発が可能となりました。個人情報の盗難、サイバー犯罪、データ盗難といった、ますます高度化する脅威による損害が増加し続けています。コストを管理しながら、改ざん防止策を施した識別ソリューションを利用することが不可欠です。
2.Smart Health
Urodea
尿閉の患者は適切に排尿することができないため、生活の質に大きく影響します。これまで最もよく行われてきた治療法はカテーテルによる排尿でしたが、尿路感染の主な原因になることが非常に多く見られました。Urodeaの特許出願中の技術は、世界初の尿閉の非侵襲的ソリューションです。弊社の製品は携帯型デバイスで、尿に触れることなくその流れを作って排尿を助けます。
Hi-D Imaging
世界全体で1.7秒ごとに1人が心血管疾患で亡くなっています。Hi-D Imagingが開発した世界初のAIベースの術前計画ツールを使用することで、医師は患者一人ひとりに合わせた術前計画を立てることができ、心臓手術後の患者の生活の質を改善することができます。
SurgeonsLab
脳外科手術には極めて複雑な手順があり、高度な訓練と技能が必要とされます。SurgeonsLabは専門医学実習生や脳神経外科医のために、それぞれの患者の状態に合わせた複雑なマイクロサージェリーの訓練を行える新しい脳外科手術シミュレーターをご紹介します。このシミュレーターは25名のユーザーから実証されており、2021年3月からの市場での商業利用に向けて準備が進んでいます。。
3.Humans & Machines
WayRay
WayRayは、自動車業界などのホログラフィックAR(拡張現実)ソリューションを専門とする会社です。 弊社の製品の主な利点には、広い視野、コンパクトさ、仮想画像が投影される快適な距離などがあります。
AVAtronics
AVAtronicsは、家庭用電子機器や輸送産業で使用される高性能の広帯域アクティブノイズキャンセリング技術を開発しています。この組み込みソフトウェア(ライセンス事業モデル)は、ヘッドフォン、スマートTV/スピーカー/電話、自動車、電車、航空機に搭載することができ、非常に騒がしい環境でノイズフリーのユーザーエクスペリエンスを提供します。
Animatico
Animaticoは、画面の前で人の声を聴き、読み上げをする人間のようなアバターを開発しています。目的は、とくに小売やホスピタリティやスマートシティなどの場面でキオスク端末における人間と機械の交流を一変させることです。私たちのバリュープロポジションは、直観的で魅力的でタッチレスなキャラクターです。
Scandit
Scanditは、ヘルスケア、ロジスティクス、製造、小売など、さまざまな産業のビジネスプロセスを変革するバーコードスキャニングソリューションを専門とする、エンタープライズモビリティとデータキャプチャのリーディングカンパニーです。Scanditはそのソフトウェア技術とクラウドサービスを通じて、企業がスマートフォンやタブレットやウェアラブルデバイス用のモバイルアプリを速やかに構築・配備・管理できるようサポートします。これにより企業は、従来の専用機器よりも低い総コストでソリューションを所有することができます。